ヤスリで作るナイフメーキング肉体労働編 5

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#28
ヒルトの成型が終わったら表面をペーパーで
磨いておく1000番位まで。
ブレードとの結合部は面取りをして置く、表・裏面
この段階でヒルトはまだブレードに入る寸法では
有りません。

ヒルトの前面はブレードと合わせた後に削ると
合わせ面に隙間が出来るので、ここで限りなく
仕上げに近ずけておいた方が良い。

#33
ブレードごとヒルトにピン穴を開ける。
ヒルトの側面にも平面と直角が出ているので
平らな面に置けば真っ直ぐな穴が開きます。

ステンレスは粘りが有るので切削油を付けながら
ゆっくりと、キリコは溜めない様に時々キリ先を
抜きながらする事。

#29
ブレードのヒルト溝を加工します。
罫書き線の内側に適当な穴を開け、丸ヤスリ
等で穴を繋ぎます。
次にヒルトの溝切りに使ったゲージを罫書き線に
当てて溝を削りだす。

ヒルト溝の加工と同じなので写真は有りません。

#34
 穴あけが終わったらヒルトを外して、開けた穴の
面取りをする。
この時ハンドル側のピン穴・ソングホール穴も
一緒に面取り。
これは後でピンを入れた時にピンが入り易い様に
する為です。

面取りにはテーパーの付いたリーマーが良いのですが
小さい穴の面取りは穴より大きめのキリ先
が便利です。

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#30
ブレードに付いている平面加工の傷をペーパー
で取ります。
平らな板にペーパーを巻いて取るのが一般的ですが、
スティックに巻いて取ります、番手は600番。

ブレードの幅より広い板を下に挟んでブレードが
曲がらない様にペーパー掛けする。
スティックはマイカルタの自作品です。

#31
リカッソ付近は丁寧に傷を取ります。
ブレード側は殆ど削るので多少残してあります、
ハンドル側も多少残してあります。

ハンドル部分はあまり磨き過ぎると接着面積が
少なくなるので、最後まで600番の傷が付いた
ままにし置きます。

#32
ペーパー掛けが終わったら、ヒルトを入れます
#28 でヒルトは加工が一度終わっているので
すが再度ここで調整してブレードに入れます。
取り付け角度に決まったらブレード面にヒルトの
位置をサインペンで線を引いて置く。
これはドリルでピン穴を開けている時にヒルトが
動いた事が分かるようにする為。

バイス等で完全に固定出来る場合は
必要有りません。